突然に私の家を□□□、私を妻子たちとともに縛り上げました。
現代語訳での引用に幾つか欠字があるのは、そもそもの原文に数ヶ所の文字の欠損があるためである。原文において文字が欠けている箇所については、現代語訳でも欠字にしてある。
なお文字の欠損があるのは、この文書の年齢を考えれば、やむを得ないことであろう。どれもこれも、千年以上の歳月を奇跡的に生き延びた古文書なのである。
突然に私の家を□□□、私を妻子たちとともに縛り上げました。
現代語訳での引用に幾つか欠字があるのは、そもそもの原文に数ヶ所の文字の欠損があるためである。原文において文字が欠けている箇所については、現代語訳でも欠字にしてある。
なお文字の欠損があるのは、この文書の年齢を考えれば、やむを得ないことであろう。どれもこれも、千年以上の歳月を奇跡的に生き延びた古文書なのである。
平安朝の事件簿 王朝びとの殺人・強盗・汚職
by 繁田信一
雅なイメージのある平安朝で巻き起こる凶悪な犯罪の数々。治安を司る検非違使の長(別当)藤原公任の残した文書には、貴族社会の最下層に生きる人々のリアルな声が記されていた。暴力が跋扈する平安社会の裏の姿が蘇る。
検非違使別当の残した(たまたま裏紙として残ってしまった)文書。。。